中居木工の歴史

いつかのラジオ少年。

機械の箱から音が出るという不思議さに魅せられ、
ラジオの仕組みに夢中になっていたあの頃。
分解したり、組み立てたり
気がつけば独自でラジオを作れるほどになっていた。
振り返れば、あの頃の探究心こそが私のものづくりの原点であり、
開発者としての出発点であった。
年齢を重ねてもアイデアと好奇心は溢れ出るばかりである。

会長 中居 睦博

中居木工の歴史

1946年(昭和21年)に私の父が、広島県府中市父石町で家庭用荒物を製造販売したことに始まっています。当時洗濯機がなかった時代ですから大変良く売れていました。また、お正月にはお餅を家庭で作ることがあたりまえの時代ですから、セイロをたくさん製造していました。その後は、初夏になると夕涼みを楽しんでいた時代があり、デッキチェアなど室内で使う座椅子も1日500台位生産販売していました。内需拡大の時代ですから、何を作っても売れる時代を経験しています。しかし世の中はそううまくいきませんでした。1990年から1995年までに売上は4割も激減、会社は苦難の連続でした。どうすれば良いのか、途方にくれる毎日が続きました。そんな時、ある事に気づきました。自社商品が本当に自慢できるものだろうか?と。よく考えてみると自慢できるわけでもない、自慢できないわけでもない。まあまあの商品だったのです。製造業の基本は独自性のある商品をつくることが一番大事なのではないか。いろいろ苦労しましたが、折りたたみベッドは1996年8月に販売を開始して今年2021年で25年間連続してヒットしています。